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制服と割烹着(夕子と昌幸・青春篇)  第8話

   「マサ、チョコレートのベスト3…決まったか~?」

  「うん、だいたいはな…後は、お前の意見も含めて…夕子が、自分で決めたらどうや…?」

  「食べて無いうちが、どうやって決めたらええんや…?」

  「ほぼ一週間、家族ぐるみで食べたけど…まだ残ってる。」                                             「それで…『これは』って奴は、食べんと置いて在るんや……それを夕子が見て決めてくれ…いや、決めんとアカンやろ…?」     「凄いのが在るんやで……食べんでも、見て決めたらんと、全部が手作りやのに…くれた相手に悪いやないか。」

「たしかに…その通りや。」                                                                       「見せてもらうわ…あのソフトボールか砲丸か…みたいなヤツは…?どないしたんや…食べたんか…?」

 「在る意味、あれが一番すごいかもしれん……実は、本物の砲丸で型を取って作ってたんや…。」                           「残してあるから…見たら、お前にも判るはずや。」

   「嘘やろ…なんで判るんや…?」

 「粘土か何かで型を取ったんやろなぁ、銀紙はがしたら…メーカー名のエバニューのロゴ(Ever new)がはっきり入っとった。」   「けど、とにかく、あれは一気には無理や。かなりの確率で命に関わるど…第一、口のサイズから考えても噛み付きも出来へん。」

「第一印象は、うちもそう思うた……あれ一個で、胃袋満タンや…無理やり食べたら、あんたも言う通り…命に関りそうや…。」

 「せやな…けど、ほんまに色々と凄いのが在ったんやで…どうせ、全部は食べ切れへんしなぁ…ほれ、これや…。」

  「うわ~~全部でいくつ在ったんや…?」

 「83個や…」「だんだんペースも落ちて来て、全部を見るだけでも…苦労したで。」

  「そうか、せやろなぁ…」「それで、これが予選を勝ち残った面々なんか…?」

  「どれも、大作ばっかりや。」「せやけど、一位は…誰が選んでも断トツやと思うけどな。」

 「これやろ…?やっぱり高木か…これは立派な売りモンに出来るなぁ。」「凄過ぎるやないか…ど~やって作ったんやろ…?」

 「完璧なスパイクシューズや……最初見た時はビックリしたで~。」                                           「サイズは小さいから、本物で型は取らへんしなぁ……箱はほら、この靴箱にスポンジと綿に包んで入ってたんや。」

  「へぇ~~踵からのラインがよう出来てるけど、なんと云うても…スパイクと紐やで。」

  「なっ…!一位は、これしか無いやろ…?」

 「うん…。このトロフィーも、よう出来てるんやけど…。」                                                    「これも、やっぱり伊藤ちゃんか……気合の入り方が違うとは聞いてたけど、ここまで来たら…逆に怖いわ。」

 「どうや、自分で見て決めたらんとアカンと云うのが分かるやろ…?これで、一位と二位は決まったやないか。」

 「ほんまや、マサの言う通りやったわ…3位も砲丸しかないやろ……みんな凄いけど、ここは力技の勝ちやで…。」

 「実はなぁ、ここに残ってない物の8割は力技やった。 そのまた8割は、なんぼ考えても何か判らんモンばっかりやった。」      「なんとか、無理やり解釈しても…ナマコなんか、ウミウシなんか、ひょっとしたら…ウンコかも知れへんモンまであったど。」

  「アホっ!せやけど、まさかとは思うけどな、一人か二人…思い当たる奴が居てるんが…恐ろしいわ。」

   「ウンコやとしてもか…?」

 「アホっ!あんたや在るまいし、体育会系とは云うても女の子やで……いや、あんたの言う通りやわ…。」                 「一人か二人やけどな…色合いが色合いだけに、思いついたら…やってしまいそうな奴が居てるんや…。」

  「俺には、その一人か二人の気持ち…ごっつい分かるけどなぁ…。」

   「マサ…それは、あんたやからや。」

  「夕子お前、子供の頃の事、忘れたんとちゃうやろなぁ…?」

   「なんやねん、子供の頃の話って…?」

  「お前の場合、お前と遊んだら…親に怒られる奴まで居てたんやど…忘れたんか…?」

   「…もうええ、その辺でやめとき…。」

    「思い出したみたいやなぁ…?」

    「やめときって、言うてるやろ…。」

   「理由も、思い出したんか…?」

    「理由?……か…?」

    「思い出したけど…認めたくない…?」

   「マサ~!ええ加減にしとかんと……!」

  「俺の予想も、お前ほどや無いにしても、結構当たるもんやなぁ…?」

 「このアホが…ほんなら、うちの予想も言うけど…マサあんた、この話、何が在っても喋らんと気がすまへんのやろ…?」

   「さすが夕子……俺の事を、良く御存じで…。」

 「やっぱりな…なぁ今やったら、好きなだけ喋ってもええから…今後一切、人前で思い出したり、喋ったりしたら………」

    「…喋ったりしたら…?」

  「その日を境に、永久絶縁や…覚えときや!」

   「今、辛抱して…後で喋ったら…?」

  「アホか!それもおんなじ…永久絶縁に決まってるやろ…この、どアホっ!」

 「ほな今、喋らして頂く事に…ねっ、ウンコの夕子さん…?」「おっと、今やったら好きなだけ喋ってもええんやろ…?」

  「ちょこまかと逃げやがって…このウンコ野郎が……!」

 「ウンコ野郎は、夕子お前の事や。」「ビー玉の勝負でいざとなったら、ウンコを踏んででも勝負に徹するし…喧嘩になったらその靴で平気に蹴りは入れるわ、逃げたらもう一回、ウンコ付けてから投げつけるわ…缶けりなんか、お前が鬼になったら…人が蹴られへんように…缶に、ウンコ付けまくっとったやないか。」

  「…頭の芯がクラクラして来たわ…まだまだ続くんか…?」

 「いや、言いだしたら、なんぼでも在るんやけど…この辺にしとく…。」                                             「なっ、こんな事しとったら、そらあの子と遊んだらアカンって…言われても仕方ないやろ。 思い出したか…?」

 「思い出しとう無かったけどな…。」「しかし、マサの場合は…いらん事ほど、よう覚えてるみたいやなぁ…。」              「今の話に出て来た奴…遊んだらアカンとまで言われた奴…この世に生きてたら問題やろ…?」                         「今でも生きてるんか、そいつ…?」

   「元気なんや、これが…。」

  「いまでも、あちこちで…迷惑掛けとるんとちゃうんか…?」

 「こいつの場合…小さい時ほど、理性の欠けらも感じられへん奴やったそうなんや…。」                                「けど、年齢と共に改善はされて来たみたいでなぁ…今では、何処へ行っても人気者らしいで。」

   「当然、男の子やろ…?」

  「残念な事に、女の子やったんや…。」

 「そんな奴、人気者って云うても…彼氏なんか…居てる訳ないんやろなぁ…?」

  「それが、人も羨むような……ゴメン……その眼…やめてくれるか…?」

 「ええか、『好きなだけ喋ってもええ…』とは言うたけどなぁ…好きなように喋ってもええ…とは言うてへんやろ…どアホっ!」

 
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コメント

うん子って言った男子は、夕子にボコボコにされたww

やっぱり全部マサが処理するのねww
砲丸のチョコのくだりで、おもいっきり吹きだして笑いましたww
負けずぎらいの夕子の幼少期を知るすばらしい伝説ですね。
そのマサは、小さい頃やっぱり夕子に泣かされてたんやろか?ww
あ、第7話のコメントで勝手な想像書いて間違っていましたね。青春篇からなんです。じっくり読ませてもらうようになったのは・・ごめんなさい。
で、結局1位は?誰・・砲丸よりスゴいのかっwww

藤井美菜さん、いつも有難うございます。

1位、2位は、この後も時々登場する、1年後輩の次期キャプテンの高木さんと伊東ちゃんです。

これからも、女子陸上部の面々の活躍も夕子やマサ同様に応援してやって下さい。

こんにちわ

う○こって 一応シモねたですよね。

ウンコー!(*゚∀゚)=3
ξミヽ(・∀・)ノξ ウンコナゲマクリ

夕子さんすごいです。思わず笑ってしまいました。

完全な下ネタで…御免なさい。

完全な下ネタだとは思いますが、決して下品な話を書くつもりは無いのですよ。

この後も1回くらいは、今回の話を受けて登場しますが、不潔な内容は2度と出てくる事は在りませんので御安心を。
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