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夕子、西成区花園町在住。 第56話       (お母ちゃんの事…)

  「お母ちゃん…お母ちゃんの事考えとったら、顔を見とうなったから来たんやけど… よかった…?」

    「うん…それは、かまへんけど…。」

  「食べるもんなんか、別に、なんでもええし……。」

 「あっ、それやったら丁度ええわ…鳥の釜めしが残ってる。」                                               「ふたつ在るから、昌幸くん呼んだってもええで…急には無理か…?」

 「めっちゃ喜ぶわ~ 実はもうすぐ来るはずや…。」 「うちかて嬉しい…ええ時に来たわ~。」                      「うち、お母ちゃんの事考えて落ち込んでたから、マサに付き合うて欲しいて、誘うたんや… マサにしてもタナボタやで。」

   「夕子…私の事… 何を考えて、落ち込んでたんや…?」

   「ううん… もうええねん…。」 「うちの期待が…先走りしとったんや………。」                                  「一緒に正月が迎えられたらええのに…って… せやけど、しゃ~ない事やって判ってるから…

    「…夕子………」

「必ず帰って来てくれるんやろ…? それやったら、無理は言わへん……。」                                  「いつでも、お母ちゃんのええ時で…かまへんから……。」

 「…夕子…堪忍やで…。」 「今となっては…私が悪いんですわ… お父ちゃんを、責めたらんといてや…。」

 「うん、お父ちゃんが努力してるのは知ってるから… 残ってるんは、あと一人か二人みたいや………。」                「それを、無くしてしまわんとアカン…… せやから、やっぱり悪いのは…お父ちゃんなんやろ……?」

 「夕子、そうや無い…違うねん。」                                                            「お父ちゃんの事は、もう…誤解してへんし、信用もしてる… どない言うたらええのんか……どう…言えば………」           「…その~~ 夫婦に戻るって事、どう云うことか…分かりますか……?」

 「えっ…? そ、それって…… まあ解かるけど……。」                                              「元々は、お母ちゃんとだけしてた事を、飛田のお姉ちゃんとも…してしもうて… それで、お母ちゃんが怒ったんやけど… …」     「…また、お母ちゃんとだけしか…せえへんようになるって事…と、ちゃう…のん……?」

 「夕子…あんた… 結構どぎつい事、こねくり回して、うまい事言うねんなぁ…。」                              「まぁ、そうです…その意味も解かってますのんか…? た…たとえば、どんなこと…するのんか…とか…?…とか…?」

  「あんまり判らへんけど… それで、赤ちゃんが出来るんやろ…?… 犬のヤツ見た事あるねん…。」

 「あ~~~~~っ! ゆ…夕子! そ、それは…ちょっと…………」                                      「い、意味は… まぁ、おんなじ…でもない……こともない…かも…ですけど……。」 「することも…いや、する事は…アカン…それは違う…同じ事なんかしたら、ちょん切らんと…違う…アカン…まぁ…その~ いややわ~~。」

  「お母ちゃん…! じっとしてえや…。 なに…モジモジしてるん…?」

   「…はっ! …そう、そうです。」 「…それって神聖なもんですねん…。」                                    「…せ、せやから…女の夕子には解かって欲しいんですけど……。」 「他の女の人に触った手で…触られるのが…おんなじ事されるのが… いや…って言うか…抵抗が在りますねん… 判りませんやろか…?」

 「解かってる…と…思う…。」 「なんとなくやけど…うちが、お母ちゃんやったとしても…厭やと思う…と…思うから。」

   「…そ、そうか~ ありがとう……。」


  「夕子…おばちゃん… お邪魔してもいいですか…?」

「はい、もちろんです…夕子から聞いてました。」 「今日は、夕子も大好物な【鳥の釜めし】を食べさせてあげるから…。」        「夕子……今の話で取りあえずは、堪忍しといてや… さぁ、すぐに用意しますよってに…。」

  「うん、お母ちゃん有難う……。」 「マサもよかったな~~ 大当たりやで。」

 「めっちゃ嬉しい…棚から牡丹餅や~~ おばちゃん、有難うございます。 けど、ほんまに…ええんですか…?」

   「かまへんよ~ 当たり前やんか…気ぃ使わんとき。」

  「へへっ…やった~~」 「夕子、有難うな…お前も元気が出たようやし… ほんまに良かったわ。」

 「うちも、落ち込んだり、元気が無かったりしてる様子は…マサにしか見せられへん… ゴメンやで。」

「そんな事…… けど、夕子はいつも俺に…『マサはマサらしい、しとったらええ!』…って言うやんか…?」              「俺も、おんなじ事を思うんやけど…今日の夕子も…夕子なんやなぁ… そう云う事でええのんか…?」

  「マサ…… そうや、めったに無いけど…こんな事も在る… これも、うちやねん…。」

   「……うん…。」


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コメント

ほんとうに続きを楽しみにしています・・・が・・・

実は私のブログはプライベートブログに変更して続けていくかを妹と相談中なのです。

元々、超オタクな妹が在庫している10万点以上の写真素材が女の私が見ても本当に綺麗なのでアルバムを作ろうとスタートしました。

妹は私の写真も含めて自分が用意した物なので、多くの人に見てもらいたいのだと思いますが、私は最初からプライベートにしておけば良かったと後悔しています。

暇な時に、気になるタイトルや興味があるブログを渡り歩くのが好きなのも首をしめてしまいました。

訪問履歴を消す事が出来るなんて知らない程のバカで申し訳ないと思っています。

今後は、履歴に残らなくなるかも知れませんが、本当に楽しみにしていますので、毎日訪問をさせて頂きます事を覚えていて下さい。

仲よくして頂いた方には、妹と相談の上、連絡を差し上げる事も検討しています…その時は是非、お立ち寄り下さいね。

ななこさん、鍵コメントじゃ無いけど・・・いいの?

普通・・・鍵コメントでしょ・・・?

たしかに・・・私のブログなんて、ほとんどコメントは入ってこないけどけどね・・・

そうですか・・・しかたが無いんじゃないですか。

私は、頑張って書いて行きますので楽しみにしていて下さい。

残念ですが・・・連絡を頂ける事を楽しみにしています。

途中から読み始め、コリャ愉快と第一話に取って返し読んでいます。今は40歳過ぎの子供等が小学校生の頃か?定かでないが毎週見ていたテレビ番組の「ジャリンコちえ」を彷彿させ面白く読ませて戴いています。
飛田等の地名が出てくると些か面映い気がするが・・・。
 ブロトモに申請しても宜しいでしょうか?

ひげ爺 良兵衛さん、有難うございます。

とても嬉しいです。

ひげ爺 良兵衛さんのブログは私にとっては、図鑑や辞書のような感覚で拝見しています。

ほんとうに凄いです、今後ともよろしくお願い致します。

はじめまして、よろしくお願いします。

西成区、花園町ですか、
近いですね。
僕は、玉出に住んでいます。
そして、人生は、
あきらめない。

テラゲン合格!さん、有難うございます。

こちらこそ宜しくお願い致します。

玉出ですか、確かに近いですね、私は学生の頃、住吉団地のマクドナルドがグランドオープンした当時…40年近くも前の話ですが…アルバイトをしていたので、玉出あたりもよく判ります。

これからも仲良くして下さい。
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まとめ【夕子、西成区、花園町】

 「お母ちゃん・・・お母ちゃんの事考えとったら、顔を見とうなったから来たんやけど・・・よかった・・