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夕子、西成区、花園町在住。 第41話           (三郎ちょっと…)

 「三郎・・・ちょっと。」

「うん?。おふくろ出かける時間か。」

「もう出かけるとこですけど、お願いが在りますねん。」

「珍しいな。買いもんか・・・?」

「そう。物干し竿、頼みますわ。今日は月曜日ですやろ、今日か明日にはこの辺りに来るはずやから、忘れんと買うといてや。」

「え~っ…お客さんが居てる時やったら勘弁してや。今すぐにも必要なんか?」

「だましだまし、使うてたんやけど、とうとう真っ二つになってしまいましたんや。しかたおまへん。」

「だましてまで使わんと、早めに買うときぃなぁ・・・ほんまに。」

「アホっ。使える間は使いますがな。」

「しゃ~ないなぁ・・・お客さんさえ居て無かったら問題ないんやけど…まぁ、なんとかするわ。」

「それから、こっちは暇な時でええから、役目の終わった物干し竿に引導を渡すんも忘れんといてや。」

「・・・切って処分しとけと・・・」

「ほな、お願いしときますよって、忘れたらあきまへんで。」

「ん…ああ、いってらっしゃい・・・せめて、麺類は一日一食にしてくれ・・・。」



 「さお~だけ~~」

「!!!」

「・・・・・あやめ姉さん、ゴメン。ちょっと待ってて・・・ごめんやで。」

「あん・・・ちょっとって、いやや・・・」

「あやめ姉さん、ほんまにゴメン。おふくろの頼まれもんで・・・」




 「もう・・・先生のアホっ!もうちょっとやったのに。どないしてくれんの・・・」

「いや・・・精魂こめて一から頑張りますよってに。」

「もう、気が抜けてしまいましたやんか。私ら仕事が仕事なだけに・・・その気になるのもタイミングが在りますのやで。」

「すんません。この埋め合わせはきっと・・・」

「・・・キスして・・・」

「えっ・・・」

「ねっ・・・キスして・・・」

「・・・それは・・・」

「埋め合わせしてくれるのですやろ・・・キスしてくれたら、もう一回その気に・・・ねっ、お願い・・・」

「あ・・・あやめさん・・・」



 「・・・いままでで一番良かったですわ・・・せやのに、私だけで先生は・・・私が厭なんか、先生が我慢してはるんか、どっちです?」

「それは・・・俺も男ですよって、我慢してるに決まってるやないですか。」

「それやったら、好きにしてくれたら宜しいのに。」「・・・これから、私の時にはそうして下さいな、ねっ、お願いやよって・・・」

「あやめ姉さん・・・勘弁して下さい。」

「もう、なんでやのん。結局、こんな商売の女やからですか。」

「いや、違います。そんな事は絶対にありません。それやったら、こんな事自体やってませんわ…ほんまです。」

「ねっ先生、この部屋だけの関係でええんです。」「私かて気を許して抱かれる相手が欲しいだけなんですわ・・それもたまにの事ですやんか。」

「せやから、姉さん勘弁して下さい。」

「・・・他の人からも同じような事言われてますのやろねぇ…それに、電話で予約が必要なほど忙しいのも解かってるつもりですねん。春駒のお姉さんから教えてもろて・・・こう云う事は口コミですぐに広まりますしねぇ・・・私の言う事なんか聞いてたら、すぐに誰とでも同じ事せんとあかんようになってしまいますわなぁ・・・解かりました、無理は言いません。」

「あやめ姉さん・・・有難うございます。」

「でも、今日ぐらいのサービスはこれからもお願いさせてや・・・よろしく…ねっ。」

「えっ・・・はい・・・。」

「他の人には絶対に言いませんよって、先生、自分から広めたらあきませんで。」

「・・・はぁ・・・」

「ほな、次はまた来週に電話いれますわ。」

「はい。おおきに、有難うございました。」

「ふ~、あやめ姉さんも時間が掛かりそうやなぁ・・・。」
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こんにちは 初めまして!
美味馬わんこのkumaと言います。

コメント有難うございます。

こちらこそ
よろしくお願いします。

kuma さん、本当に有難う。

わざわざ、お礼の訪問を本当に有難うございます。

これからも宜しくお願い致します。

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いえいえ、こちらこそ有難うございます。

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