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夕子、西成区花園町在住。 第15話      (ふ~っ、暑い暑い…)

      「ふ~っ、暑い暑い。」

  「なぁ、お父ちゃん…なんぼ暑いから云うて、一人で扇風機独占したらあかん。」                             「ごっつい体して、そんなにくっついてたら周りに風けえへんやんか。 …せめて首振ってんか。」

「へい、へい…しかし暑い! パチンコ屋行ったら涼しいんやけど、仕事中はそういう訳にもいかんし…たまらんなぁ。」

  「なに当たり前の事言うてるの、お客さんいつ来るか判らへんのに…。」

 「そこや、お客さんには来てほしいけど、来る時は重なって来よる。 指圧の仕事も夏にはキツイ仕事やで。」

   「ラジオでも聞いとき、お父ちゃんの好きな春日八郎の歌やってるで。」

「そんなん、言われんでも判ってる。 仕事中はラジオ付けっぱなしや…なんぼ好きとは云え、一日中、春日八郎か三橋道也ばっかりで…いくらなんでも…ちょっと飽きてきたんや。」

 「解かるわ~…けど、なんでやろなぁ、なんでも一旦流行ったらそればっかりになってしまいよる。 コロッケも3日続いたら飽きるし、町に出たらどこに行ってもチンドン屋は居てるし、空をみたらアドバルーンだらけや。」                        「そうや…映画館もあちこちにあるなぁ…うちの家からどっちに行っても5分か10分以内に映画館が出てきよる…お父ちゃんが立ち止まってポスター見る処は嫌いやけど……。」 「うち、映画は好きや…特に洋画が好きやねん…。」                「なんか夢がある……早いこと、好きな映画がテレビで見られる時代が来てほしいわ。」

  「あのぅ~~力説中すまんけどなぁ……いちいち立ち止まってまでは見てないやろ…?」

 「絶対に…立ち止まる。」 「うちが一緒の時と居らん時では、立ち止まってる時間が違うだけや。」

   「…お前、俺の後つけたりしてるんとちゃうやろなぁ。」

  「たまたまや。 それに、お父ちゃんでかいから目立つしな。」                                        「いつやったか、お母ちゃんと一緒の時にも立ち止まって…お母ちゃんに袖引っ張られて…歩き始めたんはええけど…そのあと、背中叩かれとったやんか。 声は聞こえへんかったけど、怒られたんやろ…。」

  「夕子、お前もまっしぐらに…そうなりそうやなぁ。 夕子の亭主はたいへんや。」

     「お父ちゃんの娘はもっとたいへんや!」

 「おっと…もうこんな時間や、今日はこれで店じまいやな。 ちょっとタバコ買うてくるわ。」
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コメント

あめま~(∵)

バナクリOUTもしよ思たら、えらいスクロールせなあかんやん。
弘と書いてひろむと読みますさん、ランキングカテ変えたらええのに。
もっと上に来た方がわかりやすいで。
弘さん、今年で55歳ですか~
ってことは1957年生まれかな~?
赤井と同じて、えろうまたごっついとこ通ってたんや~ww
おもしろいわ~~。うん、ストーリーもおもしろいで~ww

弘は1957年生まれ・・・酉年です。

あめちゃん さん、いつもコメントを有難うございます。

物語は頑張って書いているのですが、なにぶんブログについて本当に素人なので、色々と教えて頂けると嬉しいです。これからもお願いしますね。

「ひろむさん」と読んでもらえたのが嬉しい酉年・・・コケッ…v-532

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拍手がOKなら・・・って???

> FC2のランキングは24時間制なので、1秒でも早いとポイント加算されません。
> だから拍手がOKならいいということで、また来ま~~す。
> 「小説」1本で行ったらいいのに。

あめちゃん さん、いつも具体的な事を教えて頂いて有難うございます。

ただ、私自身が要領を得ていないもので、御免なさいね。
「拍手がOKならいい」って、どういうことなのかが判っていません・・・すみません。
よろしければまた、教えて頂ければ助かります。

今後とも、おじさんを見捨てないで、よろしくお願い致します。

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