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夕子、西成区、花園町在住。 第11話     (おい、青田と藤川…学校にて)

 「おい、青田と藤川、お前ら幼馴染は解るけど、昼休みまでいっしょに居るって、実は相思相愛なんちゃうか。」「うわっ。」「いきなり靴飛んでくるか~。」

「おい、今、言うたんどっちや?斎藤か、井上か。まぁ声の感じで斎藤って判ってるけどな。」

「マサ、ほっとき。」

「ええっ、ゆ、夕子っ、ど~してん。いつもやったら、俺より先に動いてるやん。お前がそんな事言うたら、俺の靴の立場はどうなるねん。こいつら避けよったから、もうちょっとで水たまりまで行ってるやん。」

「ほな、入ってないねやんか。はよ、ひろといで。」「あんたらも、構わんとって。」

「お前ら、今日は夕子の元気が無うて助かったなぁ。いつもやったらボコボコやで。俺は、俺はまぁ、ええねんけど、あいつこんな話、一番嫌いよる。相手が俺の時はなおさらや。・・・俺は別に・・・いたっ!」「お前、後ろ向いてる人間にそれは無いやろ。」

「いつまでも、しょ~もない話してるからや。さっさと自分の靴と、うちの靴ひろて帰っといで。」

「俺の怒りは、お前ら2人に付けとくからな。はよ、どっか行け。」

 「ほい、お前この靴、お気に入りのやつやないか、投げたりしてええんか?」

「たまにはマサも、ええつっ込み出来るやんか。投げたりしたんはアカンけど、お母ちゃんが誕生日に靴買うてくれてん。せやから、そっちがよそいきで、この靴は学校にも履いてくるようになってん。」

「ふ~ん、嬉しそうやな。」

「めっちゃ嬉しいねん。」(投げたりして、ゴメンナサイ)

「えっ、なんか言うた?」

「なんでもない。さぁ、5時間目は体育や。」

「どっちにせよ、夕子の元気が戻ってよかったわ。・・・きのう、小遣いもろたから、帰り道、芳月のアイスクリーム買うて帰ろ。」

「マサのおごり?」

「ふつう、そのつもりや無かったら、言わへんやろ。」

「そんなん言われたら、マサの事ちょっと好きになるやんか。」

「百点満点で言うたら?」

「2点。」

「もともと、なん点やったんや・・・」

 「おっちゃん、大きいの二つ。」

「はいよ。藤川君のおごりみたいやな、いょっ、男前。」「いつもおおきに。」

「歩きながら食べたら怒られるから、マサんとこ寄って食べていってもええか?」

「噛みついたり、襲ったり、せえへん?」

「いま、ここで襲うたろか!」

 「マサはそのまま、かぶりつくタイプやったなぁ、うちは、こうやって、もなかの皮をはがして、皮ですくいながら食べるんや。」

「どないして食べても、味は変わらん。」

「変わる!」

「・・・変わるような気もする・・・けど、やっぱり、芳月のアイスは最高や。」
「うん。」 


(マサ、ありがとう。いつか、うちも、野口のお好み焼とセットでおごったるから。)
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はじめまして
作品の会話テンポがいいですね。
読んでいても威勢のいい話声が聞こえそうです。

コメント有難うございます。

訪問、コメント有難うございます。

会話だけで物語を進めて行く事にこだわっているので、とても嬉しい書き込みでした。

今後ともよろしくお願い致します。

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